現場での介護リーダーとユニットリーダーの働き

介護現場でチームをまとめるのが介護リーダーの大切な仕事です。その中にはユニットリーダーと呼ばれる人がいます。どちらもチームをまとめる役割なのは同じですが、具体的な業務内容の違いはなにでしょうか。

介護リーダーは、スタッフと施設間の管理をするリーダーです。スタッフのシフト管理や施設内の生活環境の管理、スタッフの育成や指導を行い、施設のリーダーとして活躍します。介護リーダーは施設内おいて配置義務はありません。対象になるには、介護福祉士の臨床経験が5年から10年あるとできるので、施設で働くスタッフで、臨床経験をクリアしていれば介護リーダーになることができます。

ユニットリーダーとは、ユニットケア施設における、1ユニットのリーダーのことです。主に10人以下の集団で、固定の同じメンバーでケアを行います。そのユニットリーダーの役割とは、利用者が自分の希望する生活が送れるように、生活支援をすることが目的です。このユニットリーダーは、1ユニットごとに配置が義務づけられています。ユニットリーダーになるためには、研修の受講を推奨され、固定スタッフとして1ユニットのリーダーになります。

違いはあるかもしれませんが、スタッフを束ねるリーダーに違いはありません。スタッフのフォローやリーダーシップをとって、高い介護ケアを提供するチームをまとめなくてはいけません。知識や技術だけではなく、コミュニケーション能力や対応力か決断力を持ち、適切な判断で利用者が満足できる介護ケアを提供していきます。